ハメ手
相手の誤応手を誘い、定石周辺で利益を得ようとする仕掛け。
ハメ手とは、相手が予想どおりに応じるものの、その応手が誤りになることを利用する、だましの着手や罠のことである。特に定石の進行で用いられ、通常の正しい続きからあえて外れた着手や手順で、相手に戦術的な難題を突きつける。相手が正確に応じなければ成立しない。
目的は、標準的な定石の続きに対する相手の慣れを利用してミスを誘い、得をすることにある。双方にとっておおむね満足できる標準手順である普通の定石とは異なり、ハメ手は意図的に欺くもので、正しい応手に対しては客観的に無理な場合もある。したがって、ハメ手が常に有力な戦略とは限らず、正確な読みと応手によって罠を破られ、仕掛けた側がかえって悪くなることもある。