← 用語集に戻る

お礼の一手

一見先手に見えて、相手に有益な応手を与える着手。

お礼の一手とは、相手の立場をよくする応手を許したり誘ったりしてしまう着手です。先手を取る意図や明確な目的があるように見えても、相手の応手によって形がよくなったり、連絡できたり、ダメが増えたり、石が安定したりします。

この言葉は、先手や利かしの候補を比べるとき、相手を不必要に助ける手を見抜いて避けるために使われます。本当の先手や利かしが相手から有利な譲歩を引き出すのに対し、お礼の一手はその譲歩を得られず、見かけの強制力が主に相手の利益になります。相手の応手が強制されたかどうかだけでなく、その後の局面と応手の価値を見て判断します。