本手
局面の急所に応じ、無用な無理をせず堅実に打つ、適切な一手。
本手とは、その局面に最もふさわしい、正しく堅実な着手を指す。局面の要点を押さえながら、石の連絡や形、ダメ、厚み、地などの価値を保ち、必要以上に攻撃的な変化を求めない。効率がよく、全体のバランスを崩しにくい一手である。
本手の狙いは、相手につけ込まれにくい形で局面を安定させ、着実に自分の状況を改善することにある。これは特定の形や戦術の名前ではなく、着手の質と局面への適合性を表す言葉だ。静かな手でも、単なる受け身とは限らない。ただし本手かどうかは局面次第で、別の場面では同じ手が遅すぎたり、弱気に見えたりする。